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ニス塗と光

11月に私が所属している日本弦楽器製作者協会の展示会が開かれます。今年はバイオリンとビオラの2台、気づいたら後1か月を切りました。慌ててニス塗を開始しないといけません。昼間は毛替えやら修理やらに追われるので夜にニス塗をすることが多くなります。

しかし注意しなくてはいけないのが光です、目的の色を表現するためには光源の種類が非常に大事になってきます。理想は午前中か早めの夕方の太陽光です。正しい色を判別するのにはこの光が大事になります。

お店の雰囲気づくりのためにオレンジ系の電球も使用しますが、ニス塗の際は必ず蛍光灯に切り替えます。太陽光を再現するためです。

もし電球色の下でニスの色を作ったならほぼ赤の強すぎる色になってしまします。電球色のオレンジが赤色の波長を吸収してしまい赤みが強くなるのに気づかなくなるからです。

蛍光灯は蛍光灯で光量が強すぎると気づかぬうちに色が濃くなってしまうので注意が必要です。

イタリアクレモナの黄金期の巨匠たちはどのような環境下でニスをぬっていたのでしょうか?

当時は電気もないような時代ですのでもしかしたら屋外か屋上でニスをぬっていたのかもしれませんね。

 

 

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